レストランでの食物アレルギーの伝え方
◆食物アレルギーの知識がない外食産業側に対して、患者側はどう対応すべきでしょうか◆
さて、飲食店に入って、「食物アレルギー」であるコトを伝えても、店側に全く知識がない場合もあります。
こういう場合、どうしましょう。
こういう場合、「食物アレルギーのため○○は食べれません」と言っても
店側は「食物アレルギー」という言葉を知らないために、「何のこと?」と思うこともあります。
そこで、少し言い直してみることが必要でしょう。
◆わかりやすく、食物アレルギーであること店側に伝える方法
○○を食べると、蕁麻疹や咳がでたり、かゆくなるので、
○○が入っていないメニュはありますか。
という聞き方にした方が、相手はわかると思います。
◆注文の際、この聞き方ではダメです。
「○○を食べると、蕁麻疹や咳がでたり、かゆくなるので、
アレルギー対応をお願いしたいのですが、よろしいでしょうか?」
という聞き方では
相手は「食物アレルギー」について知識がないのだから、
どうお願いされて
何をどうしたらいいのだろうかと、
店側は困ってしまいます。
◆どうしてほしいのかを具体的に店側に伝えること。
ですから、○○を食べると、蕁麻疹や咳がでたり、またかゆくなるので、
アレルゲンの入っていないメニュを教えてほしい。とか
このメニュを○○なしで作ることはできますか。とか
具体的にお願いするとです。
その方が、店側も出来る、出来ないと答えやすいです。
そして、お互いのトラブルも防ぐことができます。
◆「食物アレルギー」について知らないお店に、微量でも混入しないコトを要求するのは無理。
外食では、混入(コンタミ)が気になりますが、「食物アレルギー」について知らないお店に、
「少しでも混入しただけで食べれない」コトを伝え、それに対応していただくことは、なかなか困難であるということも、患者側は理解しておくことです。
そして、その際いらだつこともあるとは思いますが、相手との冷静な対応が必要になります。
無理難題としてとられ、店側がパニックになることもありますからね。
(ちなみに、このサイトは、「食物アレルギー」について、飲食店の方にも知って頂くためにも、立ち上げたています。ですから、私も飲食店の方が「食物アレルギー」についてのドンドン知っていただくように、このサイトの運営がんばります。)
◆店側に全く知識がない場合は、対応はなかなか困難です。
伝え方の工夫もありますが、しかし知識がない場合は、なかなか対応は困難です。
◆患者側がお店側を教育することも可能です
私の経験から、お店の方が食物アレルギーに対して興味をもって頂き、我が家が食べに行く度に、アレルギー対応を教えてあげ、対応の仕方を覚えていってくれたお店もありました。
◆店側とのあゆみよりで、いい関係を作ろう
店側に対応をお願いしていると
お客としての立場、患者としての立場と「なんで」、「ちゃんとしてよ」、「知らないの」「これくらいできないの」と色々な感情が出てくることもありますが、
店側の言い分もしっかり聞いて、お互いここまでならという境界線があると思います。
その、境界線を見極めてアレルギー対応をお願いすることが、いい店側との関係作りにつながると思います。いい関係つくりが今後の対応に関係しますからね。
ちなみに、我が家は食べに行けば、店側の方から娘に「今日は食べるものたくさんあるよ」と言っていただくお店が何軒も増えました。(そうなるためには、年月はかかりましたが・・・でも大切なことだと思います)