食物アレルギー児ママの母乳体験記
私の母乳・除去食体験記
平成8年頃は、まだ食物アレルギーについての認知度は低かった。
私の娘が生まれた平成8年頃は、食物アレルギーについてほとんど未知の世界でした。
そのため、
粉ミルクを飲むと、なんか吐いたりしておかしいなあ。とか
湿疹にしてはなかなかなきれいにならないなあ。と思い、
医師に相談しても、
「様子を見ましょう」との回答でした。
湿疹や痒みの原因が食物であると生後4ヵ月に診断。
しかし、どうしても母親としてそんな症状に納得がいかず、
色々な方に相談をしていたら、
そんな中、
湿疹がひどく、かゆい状態の原因が、
「食物である」と診断した先生がいました。
私は、「食物が原因」であることに、管理栄養士としてとてもびっくりしました。
しかし、誕生から書いてきた育児日記や、
医師の説明を聞いて、納得でき、その医師のもと治療をすることに決めました。
治療法。
そして、その治療法の1つである、
原因である食物をとらない=「除去食」を実施しました。
そして、
「食物アレルギー日誌」=毎日、食事内容や娘の症状を記入していきました。
「除去食」と「食物アレルギー日誌」開始。
さて、開始当時娘は4ヶ月。
除去食品は、
まず乳、卵から始まり、
その後、症状の改善がみられないため、食物アレルギー日誌をみながら
乳、卵、に加え小麦、大豆が増え、
それでも改善されずに様子を見ながら、
乳、卵、小麦、大豆に米、牛肉、豚肉、鶏肉、甲殻類、一部の魚と増えていくばかりでした。
食物アレルギー用(MA-1など)の粉ミルクは娘が嫌がり飲まなかったため、
1歳10ヶ月まで母乳でした。そのため、当然母乳ということで私が除去していました。
離乳食は7ヶ月ごろから始めました。
授乳中の私自身の除去食で泣いたこともあります。
母乳中はとにかく私も除去ということで、
食べたい大好きなピザ、パスタ、そば、お菓子、ケーキ等は一切食べれず、
ストレスがたまりイライラすることもありました。
そして、内緒で食べても、
母乳中にでてしまうため、
(母親が食べたものは20分もしたら母乳にでます)
娘のかゆみはひどくなり、夜中に寝れなくなってしまうということが起きてしまいます。
そのため、食べては自己嫌悪に陥り、泣いた日も何度もあります。
現在は母乳だから必ずママも除去食ということはありません。
現在は、母乳だからママも除去ということはないようです。
直接食べると反応が出る子どもでも、
ママがアレルゲンを食べてた母乳を飲んで、反応がでない子どももいるので、
授乳中のお母さんの除去は医師と相談し、
お母さん自身のストレスを軽減することが大事だと思います。
我が家は、彼女のアレルゲンを食べれば、授乳後すぐに反応していたので、 授乳中、私は完全除去しなければいけませんでした。