調理員として悩みますが、親子からの笑顔と手紙で喜びに変わりました。
◆園の調理員として悩み、苦しみましたが、親子からの笑顔と手紙で喜びに変わりました。
という声をお聞きしました。
この調理員の方は、
数年前、初めて園で、食物アレルギー対応を父兄からお願いされ、知識もなくどうしようか戸惑ったそうです。しかし、親子の気持を考え、対応することにしたそうです。
それから、食物アレルギーに関して、色々勉強し、夢にまでも、除去食が出てきたそうです。
しばらくしてある日のこと、事件がおきたそうです。
何気なく美味しいからということで、アレルゲンを献立に混ぜてしまい、
担任の保育士さんから、「これ大丈夫?アレルゲンでは?」と言われ、「しまったあ」と息が止まりそうになったそうです。園児にはたいした問題もなかったそうです。
その後は、このようなことがないように、除去食・普通食とはっきり区別して調理しているようです。
そして、調理師さんが転任の際、この親御さんから「手紙」が届いたそうです。
園での生活が送れたのも、何より調理員さんのおかげですという内容だったそうです。
このお手紙を読んで、今までの苦労が喜びにかわったそうです。
そして、今では食べれる物も少し増えたことを聞き、わが子のようにこの調理員さんは喜んで見えました。
◆主宰者からの一言◆
アレルギー児を持つご父兄の方へ
園では団体生活をしていますが、結局は対個人の関係が大切になってきます。
ですから、保育士・栄養士・調理員と園での人間同士のコミュニケーションの積み重ねが、私達のようなアレルギー児を抱ええる立場では、特に重要になってくると今回の「手紙」の件で感じました。
私達、アレルギー児をかかえる側は、
食物アレルギー対応はいつでも、どこでも当たり前と思う前に、
相手の環境、かつ私達の意見も主張するというバランスを考え、寄り添いながら
子どもにとってよりよい環境を築き上げていかなければなあと思いました。
そして、対応して頂いたことに関しては、相手に、「感謝の気持ち」を伝えることを忘れてはいけませんね。