食物アレルギーでも外食・外泊を楽しもう!
食物アレルギーまぐネット

小学生以上のママへ

HOME >> 小学生以上のママへ >> 給食センターに見学・試食・懇談会

給食センターに見学・試食・懇談会

◆給食センターに見学・試食・懇談会(2010.2)

◆施設について
調理能力    14000食
給食対象学校  小学校 18校
        中学校  8校
蒸気回転釜90kg   14台
ガス回転釜54ℓ     4台
オートフライヤー    2台
オートロースター    2台
食器洗浄機       2台
食缶洗浄機       1台

◆懇談会参加者
センター課長
センター係長
栄養士         2名
市会議員        1名
アレルギーママの会より 20名程度(内パパ2名)

◆見学
調理場には当然入れませんので、窓の外から調理場を見ながらの見学になりました。

◆試食会
当日の小学校とおなじメニュをいただきました。

◆懇親会
ママ達からの質問に回答していただきました。
以下質問と回答を簡単にまとめてみました。

*質問1:給食メニュ作りについては?
・文部科学省の食事箋にそって作成。

*質問2:デザートの回数は?
・月に4回程度。

*質問3:給食に使用される食材はどのように決めていますか?
・選定委員会があります。味見をして決めている。
 (PTAも参加メンバーとのこと)

*質問4:一時中華スープに小麦が原材料で使われましたが(現在は未使用)、今後また使用されるようなことはありますか?
・この中華スープを使用した理由は、急遽今まで使用していた会社(会社側に問題発生)を変えなくてはいけない緊急の対応が必要であったため。

*質問5:加工製品について、乳タンパク、小麦、卵白等つなぎが利用されていないものを前回から依頼していますが、なかなか実現されません。何か支障がありますか?
・購入の際は業務用サイズで購入するため、対応している業者が少ない。
・製品開発するも、業者は時間がかかる。
・例えばちくわの場合、調理方法(揚げ物、煮物等)によっても、それぞれの調理法にあう「ちくわ」を選んでいるため、検討に時間もかかる。
・予算にも関係。
・但し、前向きに考える。

*質問6:アレルギー食を作る部屋、建物について?
予算に関係することで、意見としては提出している。

*質問7:週に一度はアレルゲンの含まない給食を作っていただきたい
・前向きに考えている。
・現在も月に数回は対応メニュがある。

*質問8:給食のメニュでおかず2品のうち、卵、乳、小麦、えび、かにの含まない、どちらか1品は食べられるメニュ構成にしていただきたい。
・前向きに考えている。

*質問9:主食がパン、麺などの日は、小麦アレルギーの児童には米飯を提供していただきたい。
・検討事項としておく。


◆今回、参加して◆
ママ達が疑問に思っていたことを、センター側が非常に丁寧に説明して下さいました。
(質問事項に関して、今回の懇談会にあわせ、前もってセンターに提出していた点は会議の効率もよく、的確な回答をいただけました)
そして、食物アレルギー対応に対する今後の要望に対しても、お互いの立場を尊重し合いながら、どうしたら更に対応することができるのかを前向きに意見を出し合っていた点はとても好感がもてました。

ママ達は、どうして対応してくれないんだろう?とか。対応できません!と突き放される等の、現状にストレスを抱えていますが、こうした話しあいにより、100%対応が可能ではなくても、ストレスは少しずつ削減されると思いました。

こうしたママの会でみんながまとまって行動するということは、(但し、今回はセンター方式ということもあり、ママの会でまとまりやすいこともあります)相手の気持を動かしていくには、とても重要なことだと思いました。
そして、ママの会では市会議員の方(食物アレルギー対応に賛同していただいている市会議員の方)にも同席をお願いしたことも、こういう会では必要なことかなと思いました。

この見学が年に1回でも、定例会になっていくといいなあとも思いました。
ぜひ、他の市町村のママの会の方も、こういう機会をぜひ設けてはいかがですか?

 

食アレ児ママ、外食産業従事者、園・学校関係の方の生の声をお聞かせ下さい。投稿はこちらから

食物アレルギーまぐネット」内の関連記事